さて、人の心には、傷を治したり、病気を癒す、自然治癒力があります。
つまり、心には、患っている箇所を治癒する力があるということです。
そのため、人は、心の治癒力を最大限に発揮させる為、痛みを生じさせます。
心は痛いところに集中するため、痛みを生じさせることで、患っている箇所に心が集中し、傷が早く癒されるようになるからです。
なので、心を身体に集中させれば身体の傷は癒される、すなわち健康になれるということです。
それが、心身統一療法です。
薬よりも、適度な運動よりも、食生活の改善よりも、まず、呼吸療法と心身統一療法をお試しいただきたいなあと思っています。
結局何が言いたいのかと言うと、
心と体が別々のところにいるから、体に不調が起こるのではないだろうか?
ということなんです。
やっぱ、訳、分からない? (^_^;)
まず、体は、「今、ここ」に、あります。
しかし、私たちの心は、「今、ここ」にいません。
「将来、お金に困ったら、どうしよう?」と未来に行ったり、
「あの時、ああしていれば、良かったなあ。」と過去に行ったり、
もしくは、恋人のところに行ったり、韓国ドラマの中に行ったり、「あいつ、ホンマ腹たつわ〜!」と、誰か別の人のところに行ったり … … …。
私たちの心が、一日のうちに、どれほど、「今、ここ」にいるのだろうか?
私たちの心が、自分の体の中にいる時間が、どれくらいあるのだろうか?
ということなんです。
せめて、寝ている時くらいは、自分の心を自分の体の中に置いておきたいのですが、
寝ている時ですら、心が、「今、ここ」から、離れ、別のところに飛んで行ってしまっていることが多い、
というのが、現実なのではないだろうか?
ということなんです。
それが、不調の原因になっているということです。